BTSがサンプリングしたと思われる曲や機材などについて

※訳あって取り急ぎな形でブログに移行させています。以前にツイッターでも呟いたものに少し加筆しています。取り急ぎなので、後々に書き足したりもします。ご了承ください

 

 

 

BTSしかり、K-POPを聴くようになって、何だか○○のフレーズに似たところがあるなあと思うことが多々あり、調べてみるとまずK-POPは他曲をサンプリングしたり、一小説丸々使用したり、サンプルパックといってドラムパターンだったり、エフェクト等の音源セットのようなものを使用することがよくあるらしく、だからパクリ騒動がよく出るんだなと。

 

韓国国内でもよくサンプリング元だったり、使用するサンプルパックが被り、国内でも一悶着あったりするっぽいです。

 

サンプリングというのは元はヒップホップから来たもので、ヒップホップでは既存の曲から気持ちの良い部分を抜粋し、ドラムマシーンを叩いて出来たビートに乗せる事を「作曲」としているところがある。

BTSもデビュー時はヒップホップの類にも分類されていたので、今でも彼らの楽曲にサンプリングがあるのだと思った。

 

私は別にサンプリングして曲作るのは別に悪では無いと思うと言うか。

制作陣の制作秘話みたいなのを話す機会がただあまり無いだけで、そういう作曲技法があると知られない事が多いと思うというか…。

そういうのをあまりべらべらと話すものでは無いものかもしれないけど、元の曲からその曲も好きになって欲しいし、愛してほしいみたいな所はある

 

現代は一定のコード進行やリズム等出切ったとされていて、その既に出切ったとされる状態から先人たちの作品から良い部分を貰って、

また新たなものを創る行為は生産性があるし、またこの先に新たに創られたものから良い部分が使われて、また新しい良いものが出来上がって…と、後世にその時その時の音楽が残って、繋がり良い循環になって良いなあと私は思います

 

 

と、私のサンプリングに対する考えを述べたところで本題のBTSがサンプリングしたとされる元曲やオマージュしたとされる曲をまとめていきたいと思います。

注意として、公式からこの曲を元に制作しましたといった提示は無く、完全に私の主観や調べてみて元っぽいなあと思ったものをまとめているので、全てが正しい訳ではないので、そこはご了承くださいませ。

 

1.FIRE  https://music.apple.com/jp/album/burning-up-fire/1108833278?i=1108833588

 

Turn Down For What/DJ SNAKE&LIL JON

イントロ〜最初のSUGAによる「プルタオルネ」後のドロップして入る部分

https://music.apple.com/jp/album/turn-down-for-what/786489553?i=786489670

 

Don't Tell 'EM(ft.YG)/JEREMIH

のリズムトラック

https://music.apple.com/jp/album/dont-tell-em-feat-yg/1440859822?i=1060860028

 

 

2.Serendipity

https://music.apple.com/jp/album/intro-serendipity/1440880644?i=1282920135

 

LOVE.(ft.ZACARI)/Kendrick Lamer

https://music.apple.com/jp/album/love-feat-zacari/1440881047?i=1223620813

 

3.Agust D

https://soundcloud.com/bangtan/agustd102

 

It's Man's Man's Man's World/James Brown

イントロ部分のドラムロールと英詞「Nothing」と「man made the cars」をサンプリングしたとSUGA本人がペンカペで言及していた

https://youtu.be/H77fRz1rybs

 

4.Cypher

https://music.apple.com/jp/album/bts-cypher-4/1162698037?i=1162698115

 

Cypher4 はプロデューサーのミスにより、SFB - Strangers (prod. Spanker)と全く同じトラックを使用されている

 

https://music.apple.com/jp/album/strangers/1443510784?i=1057510725

 

5.고엽

https://music.apple.com/jp/album/autumn-leaves/1108833278?i=1108833578

 

They Never Know/EXO

https://music.apple.com/jp/album/they-never-know/1121473062?i=1121473199

 

Deadroses/blacdear

https://music.apple.com/jp/album/deadroses/964337434?i=964338316

 

これはEXOもBTSもどちらもDeadrosesをサンプリングしている国内でサンプリング元が被った事例ですね…その為に今でもパクリだやんや揉めてる印象……(私はそのとばっちりをもろに受けた)

 

 

6.Ma City

https://music.apple.com/jp/album/ma-city/1062828061?i=1062828622

 

i/Kendrick Lamar

https://music.apple.com/jp/album/i/1440828886?i=974112212

 

 

7.BTS CYPHER, PT. 2: TRIPTYCH

https://music.apple.com/jp/album/bts-cypher-pt-2-triptych/1062821765?i=1062822793

 

Cypher2 イントロ〜をm.A.A.d city2:33~をサンプリングしたとされる

 

m.A.A.d city (link: http://feat.MC) feat.MC Eiht)/Kendrick Lamar

https://music.apple.com/jp/album/m-a-a-d-city-feat-mc-eiht/1440873524?i=659219053

 

 

 

8.I NEED U 

https://music.apple.com/jp/album/i-need-u/1062826002?i=1062826005

 

E.T. / Katy Perry

https://music.apple.com/jp/album/e-t/716270039?i=716270490

 

Give Me Love/Kyle Brawn

https://youtu.be/25Oq6tEUPIs

 

これはサンプルパックが被ったパターンだなあって見てます。

 

 

明けない夜があっても良い

きのこ帝国が2019年5月27日をもって活動休止することになった。

 

今まで数多のバンドの活休や解散を目撃してきたけど、自分には縁遠いものだと思い込んでいた。

活休しても、今の時代いつでもその音楽を聴くことは出来るし、傍に置ける。

でも、いざ自分の身にふりかかると身勝手だけど、その辛さを痛感した。

永遠などないとは頭で分かっていても、こうして現実として突き付けられると、明日からが真っ白になるし何も手が付かなくなりそうだ。

きのこ帝国は私の希望であり、闇でもあった。

 

きのこ帝国から様々なことを学んできたけど、活休するにあたり、またひとつ学んだことがある。

それは本気で好きで好きで好きなバンドがひとつの節目を迎えた時、自然と涙が止まらないという事だ。

事実、活休の知らせを目にしたとき、帰りの電車の中だったが、ぼろぼろと涙が溢れて止まらなかった。降車後も帰り道わんわんと泣いた。道行く人にどう見られようと構わなかった。

だって、本気で好きなバンドが活動休止してしまうから。

 

私がきのこ帝国を知ったのは丁度ファーストアルバム「eureka」が発売された頃で、某音楽雑誌に特集が組まれているのを読んだのがきっかけだ。

 

声質も、見た目も女性なのか男性なのか分からない中性的なフロントマンから吐き出される、感情に、歌詞に、圧倒され、刺さり、暗闇よりも更に暗いものを感じて取れた。

 

「あいつをどうやって殺してやろうか」なんて歌詞はこんな事を歌えるんだ、歌って良いんだなんて、衝撃的で好きというより、何だかもう自分の中での最後の砦みたいなものになった。

 

思えば、きのこ帝国を観る時は殆ど、雨だった気がする。雨がより一層きのこ帝国の良さを引き立ててくれてる気がした。世界一雨が似合うバンドだ。

 

 

『音楽を聴いているときも映画をみているときも 幸せ なのは、その一時だけだから幸せは継続的でないと意味を成さない。』

 

なんて持論を持っているけど、

私は確かに、救われない夜にきのこ帝国を聴いて救われた夜が何度も、何度もあった。

許されたい為にきのこ帝国を聴いて許された気になった夜があった。

大好きな人と首都高をドライブしながらきのこ帝国を聴いて明かした夜があった。

気心知れた学友達とお酒を呑みながらきのこ帝国を聴いて明かした夜もあった。

「夜が明けたら」を夜通し聴いて、無理やり夜を明かした日もあった。

明けない夜があっても良いんだって思えた夜があった。

 

いつも傍にはきのこ帝国があって、

きのこ帝国はもう私にとって自分の一部となっていた。

 

活動休止することは、何となく、いや確かに感じ取っていた。これは皆もそうだと思う。

それでも見て見ぬふり、気付かぬふりをして呑気に「きのこ帝国ライブしてくれ〜」なんて呟いていた。

 

 

───‘‘シゲの代わりになるベーシストなんて居ない’’、という結論に至りました。なので、この4人のまま、きのこ帝国の時間を止めたいと思います。(佐藤千亜妃)

 

 

 

きのこ帝国の時間が止まっても、メンバーも私たちの時間も嫌でも止まらない。生活も続いていく。

朝も昼も夜も明日も明後日も一週間後も一ヶ月後も一年後も止まらずに必ずやってくる。

 

「この4人のまま、きのこ帝国の時間を止めたいと思います」

最後にこんな歌詞みたいな綺麗な言葉を残すなんて、粋だなあ。なんて思ったり。

 

好きなことを増やして自分の砦を頑丈にしていたつもりでいたけど、ひとつが破綻したら駄目だった。思いやりが強ければ強いほど脆くて儚い。

僕達はいつも叶わないものから順番に愛してしまうを本物にしてしまった。

心のどこかでまだ少し信じてたし、愛おしい幻このままどこまで行くしかないのか

 

あー。明日のことなんか気にしないで、きのこ帝国を聴いてた夜もあったのに、明日のことを気にしながらきのこ帝国を聴いてしまう夜が遂に来てしまった。

 

まだこの現実を、事実を、しっかり受け止めきれない自分がいる。数日は心ここに在らずだろうけど、徐々にきのこ帝国の時間が止まった世界に慣れていこうと思うよ。

 

きのこ帝国はある種、夜が明けたんだ。

それでも今は、明けない夜がずっと続けば良かったなんて思ってしまうよ。

 

この先も「きのこ帝国」を私の傍に。

明けない夜があっても良いんだって。

 

 

いつかまた会いましょう

どこかで息をしている